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事業内容
冷間鍛造(れいかんたんぞう)とは、冷たい間に金属に対して
工具で力を加えて、物体を変形させていくことです。
冷間鍛造と熱間・温間鍛造の違い
鍛造(たんぞう)とは、金属に対して工具で力を加えて、物体を変形させていくことです。
鍛造温度によっては「冷間鍛造」「熱間・温間鍛造」と呼び名が変わるのですが、KFDでは冷たい間に鉄をたたいて形を作っていく「冷間鍛造」を行っています。
温間鍛造では約500度~1000度、熱間鍛造ではそれ以上の温度で形を変形しやすくさせていきます。変形のしやすさが特徴ですが、難点として熱が冷めていく間にも変化が見られてしまうため、せっかく成形したものを“品物”とするため詳細部分の切削工程を挟まねばならない場合があります。
冷間鍛造は精巧な故、高い技術力が必須。
その点「冷間鍛造」では、冷たい間に少しずつ手を加えながら作り上げることが可能なため、100分の1単位に至るまで精巧なものを生産することが可能です。
切削することなく、限りなく打ち上げに近い形で納品することが出来ますが、目的の形状にするためには高度な技術と経験が必要になります。
KFDでは、そんな冷間鍛造の高い技術を習得している技術者・設計者が在籍しており、
モノづくりとして手に職を付けたいあなたにピッタリです!
熱間・温間鍛造 | 冷間鍛造 | |
---|---|---|
成形時の温度 | 約500度~1000度以上 | 常温 |
成形時の硬さ | 柔らかい | 硬い |
成形時の圧力 | 比較的小さい | 大きな圧力が必要 |
精度 | 精度が低い | 高精度 |
適した大きさ | 大きな物に適する | 小さい物にも適する |
表面の粗さ | 比較的粗い | 細かい |
難易度 | 比較的やさしい | 高技術を要する |
このように、鉄の繊維を読み取りながら設計を行っていきます。
シミュレーションを重ねながら途中形状を確認し、お客様にご提案させて頂くのですが、ただ形状だけを確認するのではなく「強度」や「しなやかさ」などもしっかりと確認しながら設計を行っていきます。
たった一つの部品設計ではありますが、生産性やコスト面などを優先したために、重大な事故に繋がってしまうケースも実際にはありえるためです。
だからこそ、KFDでは精巧で安全性の高い品物を実現させる「技術力」と「経験」に誇りを持ち、自信を持って納品することに本気で取り組んでいきたいと考えています。
お客様と自分たちで立ち上げた部品がリリースされ自動車として世に発表された日には、
何にも代えられない喜びや達成感を感じることが出来るかと思います。